東条湖、平常時
東条湖、異常時
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近畿地方もようやく梅雨明けしましたが
、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
虎です。
先週の金曜日はヒューマンチャプターの
第4戦でした。
自分は実習の分(選手2回、運営1回)を
終えたので、今回から一般参加になります。
一般参加になるということは、ボートの
予約も自分でしなければならないし、
出場代やボートレンタル料も自己負担に
なります。
正直財政面でかなり苦しい今月でしたが、
どうせ出るならとハンドエレキ(電動船
外機)付きのボートを1人で借りました。
チャプターは2名同船が可能なので、友達
を誘えばその費用は折半できますが、一回
1人で戦ってみたかったのでパパ頑張っ
ちゃいました。
ちなみに、参加費+ボートレンタル代で軽く福沢諭吉が飛んでいきました。
さようなら諭吉、君の犠牲は無駄にはしない。
まぁ結論から言うと無駄になっちゃったんですけどね。
それでは、虎の今回の動きを追ってみましょう。
午前9時、スタート番号が早いほうから順次スタート。
借りた船を乗り間違えるというなんとも天然なミスにより出遅れる。
スタート直後、本湖と本流の境にある岬を流す。ルアーはバイブレーション
数投して、底に引っかかる。回収しようとリトリーバー(ルアー回収棒)を
使おうと思ったら、持ってきたはずのリトリーバーがボートにない。
ちゃんと、ロッドと一緒に縛って持ってきたはずなのに・・・。
そう、リトリーバーを乗ってきたバスに置き忘れてきた。
ちなみに、JB・NBC公式トーナメントルール第2章競技規定の第12条の8項、
「競技中はJB認定のルアー回収機を携帯しなければならない、
違反したものにはマイナス200gのペナルティーとす。」
マイナス200g
マイナス200g
マイナス200g
/(^o^)\
まだ一匹も釣っていないのにマイナススタートとはかなりなんともはや。
とりあえず気を取り直して、上流に向かう。
が、中流域を流していても周りにほとんど船を見かけない。
ほとんどの船がもう上流部に入っているようだ。
上流に入っては見たものの、先行部隊に叩きのめされた後らしく、もはや
かなりプレッシャーがかかっているようだ。
自分は、上流を見切り中流部に向かう。
途中、エレキより一足遅い学生の足こぎボート組みが続々と上流部に進行
してきていた。
まだ見た感じ誰も釣っていない、とおもいきや真近くの船が魚をかけた。
おそらく30cmくらいだろうか、今の状況では貴重な一匹だろう。
このポイントは上ってくるときにもプロの人が子バスながら掛けていた
ので、魚影は濃いのかもしれない。
しかし、この足漕ぎ組みが上流の悲惨な状況を見れば、下ってくるのは目に
見えていること。それに今もなおエレキ組みがどんどん流しながら下って
いっている状況下。
このポイントが荒れるのも時間の問題・・・。
自分は本流部を見切り一気に本湖まで下った。
だからといって勝算などあるはずも無かった。
本湖に来た理由、「人が居ないから」ただそれだけだ。
本流のバスは絶えず水の状況にあわせて動いている。しかし本湖のバスは
型はあまり居ないが、居付きの見えバスが多いのでそれ1本ねらいだ。
本湖岸沿いをほとんどルアーも打たずにエレキを進める。
しかし見えバスは中々いない。
見つけてもすぐにもぐってしまう。
もう万策尽きた、そう思いながらエレキの速度を上げた。
すると岸沿いに一匹のバス、それもちょっとでかめだ。
しかしエレキを速めた直後なので急停止できない。
船はそのバスの目の前を横切った、バスは船の波に驚いて底に潜ろうと
した。すかさずネコリグを投げて沈める。
着底して竿を上げるとわずかに生命感があった。
フッキングの体勢に入ったが、竿はさっきと同じ生命反応を示さなかった。
さっきのバスだったのだろうか、今となってはわからない。
ただひとついえることは、自分は3戦連続でチャンスを逸しているとい
うことだ。
もはや、自分と東条湖の相性は最悪ということだろう。
こうなっては集中力も完全に尽き、早々に帰着することにした。
桟橋に戻ると、山のほうから湖に向けてどす黒い雲が流れてきている
のを確認した。正直、前回日置川でいやというほど悲惨な目にあったので
、なんとなくこれは来るな、と思った。
自分は帰着深刻をすると早急に荷物をまとめ、桟橋からあがろうとした。
しかし、既にポツポツと来ていたので少しあせり始めた。
なんとか荷物をバスに収めるまでは、と思ったが遅かった。
本降りになった。それもこの前の日置川を超える規模の超豪雨に。
突然の豪雨に桟橋は混乱、帰着だの検量どころではなかった。
結局、選手は最低限のものだけ避難させて雨が弱まるまで待機となった。
自分は道具のほとんどの避難は完了していたので、服が少し濡れた程度だが
、桟橋に居た人々は瞬時にパンツまでビショビショになり、携帯が壊れた
人まで居た。
他の学生が服びしょびしょで靴ジャバジャバで体がくがくさせながら
運営のテントに避難している中、自分は代えのシャツに着替え、濡れた
靴をサンダルに履き替え、レインウェアで完全防備していた。
うはww俺テラ勝ち組wwww
釣りっていうのは自然相手だから準備しすぎにこしたことない。
改めてそう思った。