総移動距離740km 総釣行時間12時間半の前夜祭
朝の一発35cmくらい
粘ってとった40cmジャスト
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去年の夏に、ウチの店で働いている静岡バサーのK君
と和歌山を攻めたのだが、K君まさかの体調不良で
不完全燃焼に終わる。
帰りの車内彼は「リベンジしたい」といった。
年が開けてから正式にリベンジマッチを4月開催
に決定。
3月1日にまずは地元(静岡)で初バスを釣ろうと
釣行するも、K君1バイト、虎ノーバイトで玉砕。
気温もコンディションもそこそこよかったのにも
かかわらずこの有様に絶望し、21日
急遽和歌山遠征前夜祭を開催。
3月後半なら実績もあるし十分釣れる!
と見込んだのだが、釣行2日前の天気予報で、
近畿地方に寒気が流れ込み、気温は上がっても
11度という予報をみて再び絶望。
それでも和歌山なら…和歌山ならきっとなんとかしてくれる。
と信じ21日午前0時に出発するところから
今回の釣行は始まる。
午前4時ごろ、五條橋本道路から和歌山県に入る。
道路わきの気温計は1〜3℃と低い値を示していた。
吉野家で朝飯を済ませ、5時ごろ釣り場に到着。
最初に入ったのは紀伊の池。
まだまだ真っ暗で準備をしながら夜明け待つ。
5時半ごろ、薄明かりになってきたのを見計らって
釣り開始。一番良い導水管周りをK君に譲り、
先日買ったばかりの一瞬で水温を測定できる
水温計で、池の水温を計るが7.8℃。
バスの適水温が15度からなのを考えれば低い。
僕が最初にチョイスしたのはスピナーベイト。
3月上旬の和歌山は気温が安定していたので、
春モードのバスはいると思い。ハードベイト
で巻いて獲る自分らしいスタイルで攻めてみた。
正直最初の池の最初の5投なんて、ブレーキ調整
のために投げるようなものなので、全く気を
抜いていたが2投目でまさかのヒット。
サイズは35cmとまずまずだったが、いままでの
絶望が吹っ飛び二人とも「これはいける!」と思えた。
しかしここからが長かった…。
3時間紀伊の池で粘ったが最初の一匹以来、バイトすらなく。
池を変えて打田に行くが、北風が強くなって退却。
3つ目の粉河の池に入ったのが午前9時過ぎ。
ここはザリガニが豊富で、ライトラバージグでカバー周りを丁寧に
調べていった。
午前9時45分、ついに虎にバイト。粘り勝ちの一匹は40cmジャスト。
この状況下で値千金の価値ある一尾を絞り出した。
さて、あとはK君が釣ってくれればこの釣行の目的は達成されるわけだが、
どういうことか彼にはバイト1つ訪れない。
彼が下手なわけではない。むしろ日常的にタフな静岡で釣りをしてきた彼は
かなり上手いほうだと自分は思う。
しかし釣れない。彼にも僕にも焦りが出てきた。
4つ目は大きく場所を変えて妙寺へ。
ここも水温は8℃前後。クランクでカバー周りを攻めると25cmくらいの
小バスが虎に一匹釣れた。基本どおりに丁寧に攻めれば必ず反応があるのが
和歌山だが、ここでもK君にはバイトなし。
心の中で今日はだめかもしれないと思い始めた。
正午、一か八かで秘境に行ってみることにした。
秘境は減水していれば池を全周できるが、満水なら打てるところ極端に
少ない。予想はしていたがやっぱり満水だった。
唯一打てるアウトレットのシャローフラットをK君に譲り、僕は南側の
堰堤で一休みしていたそのとき。
K君「よっしゃ喰っt、っアッーー!!」
喜び・絶望・後悔が一緒になった叫び声が聞こえた。
どうやら、バスが喰ったらしいのだがドラグがゆるすぎてバレたらしい。
ついに巡ってきたワンチャンスを彼はものにできなかった。
しかしここは秘境、自分が伝説の奥ノ池の再来と信じるほどポテンシャル
の高いこの池ならきっとまたチャンスは来るはず。
直後またしてもシャローのほうから叫び声が。
K君「…ヨシッ!(バイト)、ッッヨッシャッ!(フッキング)
ヨシヨシヨシ…(ファイト)、ヨッシャー!!ヤッタ!(ランディング成功)」
サイズは小さかったが、ついに初バス捕獲成功。
聞けば3月にバスを釣ったのは初めてらしく初バス最短記録を
今日更新したとのこと。
このあと続けて2匹バスを追加し、虎も一匹釣った。
まだまだ釣れそうなのだが、お昼を食べるため一旦退却。
それにしても秘境恐るべし。
午後2時過ぎ、気温も上がってきて期待が持てる紀伊の池に一旦戻り、
午後の部スタート。
バスを釣ったことでモチベーションが回復し、集中して釣りができたが
やはりここではバイトは無かった。
午後4時半ごろ、再び秘境に入る。
小バスメインだが、ライトリグへの反応がよく虎が2匹、K君が1匹追加
して午後6時納竿となった。
厳しい状況下だったが、タフコンディションの中あきらめずに釣りを続け、
虎6匹、K君5匹という好成績だった。
正直、秘境で釣れたバスは20〜25cmの小バスだったが、K君はこんなに
数が釣れて嬉しいと言ってくれた。向こうでは小バス一匹でも釣れれば
自慢になるほど人が多くてタフなのだ。
そんな彼に、和歌山のバスフィッシングの片鱗をほんのちょっぴりだが
体験させれたことは非常に嬉しい。
次は4月1日、桜池での本格的なリベンジマッチで彼にランカーを獲って
もらって本来のバスフィッシングの楽しさを伝えられればと思う。
〜今回の反省〜
松本人志「3月はさぶいからぁ!」
ベストを尽くせば結果は出せる(至言)
釣りは運・根・勘
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秘境は相変わらず人入ってない?
あと、釣りは関・根・勤に見えた