執念の50ジャスト
もはや言葉は無い
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自分でやっといてなんとも厨臭いタイトル
だなっと思った虎です。
本日は遂にGW最終日。
紀ノ川での最終決戦に挑んできました。
果たして目標の50うpは捕れたのか、
以下本日の釣行内容。
昨晩寝たのは午前3時前だった。
寝るといっても午前4時には起きようと
思っていたので少し横になる程度にしようと
床に就いた。
携帯のアラームは3回なるように設定してお
いたのだが、思いのほか眠りは深く気づいた
ら午前9時前だった。
またか・・・
寝過ごすのはいつものこと、よくあることなので慌てない。
むしろよく9時で起きれたもんだ。
すばやく身支度をし原付を紀ノ川に走らせた。
このGW中の目標として掲げた「紀ノ川で50を釣る」を達成させる
タイムリミットはあと今日だけしかない。
だからこそ慌ててはいけない。冷静に今までの釣行で見つけたヒントを
手がかりに釣りを組み立てていかないと。
とりあえず今日に至るまでに導き出した結論は、回遊のバスを水面もしく
は水中でルアーを静止して寄ってきたバスをワンアクション入れて
リアクションで食わす、といったところだろうか。
もしくはリトリーブで魚を寄せてこれもなんらかのアクションを入れて
くわせる、タフコンディション極まる紀ノ川ではまぁ当然の結果といえば
そうなるだろう。
そして今回虎が選んだルアーはスイムベイト。
でかバス狙いに使うようなビックスイムベイトではなく、ごく普通のサイ
ズだ。ナチュラルで尚且つアピールが強くて魚を寄せるルアーといえば
これくらいしか思いつかなかった。
9時半過ぎ、川辺ワンドに到着。
やはりGW最終日とあってか、先行者も多いような気がする。
スイムベイトを結んで釣りを開始する。
釣りを始めるといっても、回遊してくる魚を待たなければいけないので
最初はのんびりとしたもんだ。
ルアーのスイムテストだったりキャスティング練習をしてバスを待つ。
そして30分くらいすると30後半くらいのバスが前を横切った。
すぐさまスイムベイトを投げる。
できるだけバスの遠くに投げて、バスの進路の近くを通すように引いてく
る。バスがわずかに反応したが、追ってくるでもなくスルー。
その後、テトラの際から50は軽く越しているバスが姿を現した。
スイムベイトをさっきと同じ要領で投げる。
リトリーブしているとわずかにバスが反応、そのままフォールさせると
バスがスイムベイトによっていく。 が、食わない。
その後も4匹ぐらい同じようにスルーされた。反応はするが食わない。
時刻はもうすぐ11時、時間が無い。思い切って移動することにした。
移動したところのテトラに50オーバーのバス。十分に距離をとって
キャスト、水面をリトリーブした後テトラにわざとラインを引っ掛けて
水面でチョンチョンと誘う。
バスがよってくる、ピシッと竿を叩くようにワンアクション入れる。
バスが反応して、すごい勢いでルアーに迫る。 その距離わずか5cm。
食え!食え!!食え!! 心の中で叫ぶ。
しかし願いむなしく、バスはルアーを見切ったのかテトラの中に去って
いった。
その瞬間、自分が紀ノ川に負けたことを悟った。
もはや完全に諦めのついた虎は、岩出のとある野池に向かった。
紀ノ川には負けた、しかしこの敗北のためだけに一週間以上を無駄に使っ
たとは思いたくない。せめて岩出でGW中に50を捕りたい。
いや、捕らなければ気が済まない。
それはもはや目標に対する情熱ではなく、たった一尾を求める執念だった。
その池は、かつてはかなりの魚影の濃さを誇り、一時期俺の釣り友達周辺の
パラダイスであった。何回かトップで50の猛攻を受けたことがあるのだが
捕り逃している、ある意味ここにも因縁がある。
しかし、その後大阪方面の釣り人の増加や、減水などがありすっかり調子
を悪くして今や俺の中ではすっかり忘れ去られた池だった。
しかし、最近根来の池や他のかつて滅びた池が再び復活している情報を耳に
し、それならここもそろそろ復活していい頃だと思った。
予感は的中していた、丁度池に着いたときに先行者が40オーバーを上げ
ていた。
足元にはチビバスがうじゃうじゃ、30後半のバスも混じっている。
そこについてたスイムベイトを落とした。
するとそのバスがスイムベイトを食おうとした。
流石にでかすぎて口に入りきらずフッキングしなかったが。
確信した、ここなら捕れる
とりあえずいろんなルアーをローテーションさせつつ池を一周する。
12半過ぎ、一周し終えてでた結論は上流より下流のほうが魚影は濃い。
ということだった。
先ほどの先行者は既に帰っていた、スローな釣りにシフトチェンジし、
ラバージグをセレクトした。
しかし、魚影が濃いということはチビバスも多いというわけで、しばらく
チビバスの猛攻に会った。
5匹目のチビバスを釣り上げた頃、虎の集中力は最大限に発揮されていた。
そろそろ出る、そんな予感がよぎった。
次の瞬間、ジグをアクションさせるために左右に動いていた竿先が止り
スゥーっと持って行かれた。
一泊置いて、確実にフッキングする。
竿が今までのチビバスとは桁違いのカーブを描いた。
この竿の重み、この引き、間違いなく50以上はある。
慎重にやり取りし、やっと足元まで寄せてくる。
バスの下あごを掴んだ瞬間、「ヨシッ!!」と叫んだ。
50cmジャスト、少々痩せてはいたがいいバスだった。
喜びとともに、今までGW中苦汁を舐めさせられた紀ノ川での釣りを
思い出して泣きそうになった。
1匹の魚にこれだけ感動したのはどれだけ久しぶりだろう。
そして改めて釣りは面白いものだと思った。
さて、最近雷魚だの、鯰だの、ギルだの、アマゴだのと外道が多かったで
すが、ちゃんとバスで締めれて本当によかた。
今年は最高にいいGWをすごせましたよ、ええホントに。