春の嵐 前編
金曜日の35cm弱、悲しいくらい細い
カットテールで25cmほど
クランクでヒット
大バラシ直後の36cm
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2月13日、西日本の広い範囲で春一番が観測
された。
HAEEEEEEEEEE!!1
虎です。
いやいやいやまだ2月だよ。真冬だよ。
ほんとにいろんな意味で空気読めよ。
しかし朝起きると温かいを通り過ぎて
暑かった。春一番の情報は前日の天気予報で
知っていたがここまでとは思っていなかった。
とりあえず飯を食って釣りに出かけた。
最近桜池ばっかりだったが、今日は粉河の
野池を様子見もかねて周って見た。
最初に着いたのは去年の初40うpを捕獲した
池の下にある池。
この池はでかいのもいるのはいるんだが、
自分の中では数釣り池だ。
去年はトップやらクランクやらで結構遊ばせて
もらったんだが、今年の具合はどうだろう。
流れ込みにラバジを落とす。
ロッドで2,3アクション入れるとラインが横に
ツーっと走った。
なんと初投でヒット!!
MHのロッドにすぐ負けて上がってきたのは
30ちょいの痩せたバスだった。
なんとかこの冬を乗り切ってやっと動き出そう
としたら釣られてしまったのだろう。
ご愁傷様としかいいようがない。
しかし、バスの魚体が冷たい。
魚を逃がした後に手で池の水に触れてみると
気温のわりに水温はめちゃくちゃ低かった。
一日のうちに気温は急上昇したが、
水温は全くそれに追いついていないようだ。
そしてなにより気になるのは風だ。
春一番とは日本海で発生した低気圧に向かって吹き込む南からの風で、
それが吹くと気温が上がることとその年一番目に吹く南風という
ことから「春一番」といわれている。
春一番は強風で、気象台の認定基準が風速8m毎時、ものによっては
台風並の風を発生させる。
春一番の語を生んだのも、もともと漁船が春一番で転覆した事故が
あったからだとか。
話がそれた。とにかくその日も風が強かった。
和歌山の紀伊水道で20m以上の風速を観測したらしい。
原チャリで移動しているときも横風に煽られて危うく事故りかけた。
それくらい風が強いのでキャストもしにくい。
とりあえず魚がそれ以降釣れなかったので移動した。
次に行ったのは母校のすぐ裏手にある池だった。
その池に行く途中あることを思い出した。
この時期マラソン大会があって体育の時間は学外を走らされていた。
池に行くには学校のすぐ近くを通るから出くわしたらハズいな。
よし遠回りしていこう。
そんなこんなで少し遠回りして池に行った。
池の近くの長い坂はマラソン大会本番のコースで、
少々高校生活を思い出してしまった。
そういえばマラソン大会中にミツバチに刺されただけでリタイアした
奴が居たっけ。
その坂にさしかかると見覚えのある体操着の集団が自分とは逆に坂を
下っていく。
そして路肩で見覚えのある教師が「マラソン大会実施中」ののぼりを
掲げて生徒を応援していた。
うーん・・・どうやらマラソン大会本番とダブってしまった・・・。
下っていく母校の生徒達は原チャリに釣竿を3本も載せた不審な男に
怪訝な顔をしている。
うわあ、まいったなあこりゃあ
結局恥ずかしい思いをしてなんとか池にたどり着いた。
この池の水温も計ってみたがさっきの池と同じぐらいではやり冷たい。
風もさっきより勢いを増し始めた。
遂には雨も降り出した、これはかなわんと避難を決意し家にもどった。
翌日土曜日、今朝もずいぶん暖かかった。
今日は春一番をもたらした日本海の低気圧がはなれて風が弱くなるが、
太陽が出るので昨日とほとんど気温に差はないらしい。
今日は昨日とは逆に紀伊方面の野池めぐりを敢行した。
まず去年50を4本獲った池に到着した。
この池はウィードが豊富で冴えるようなクリアウォーターが特徴なのだが
昨日の暴風の影響だろうか、白くにごって全くウィードを確認できない
状態。
それに対岸に先行者が居てすでに打ち尽くされたようだった。
とりあえず半分ほどやってみたが反応が全くない。
先行者の人と少し声を交えたが、どうやら釣れてないようだ。
この池を見切り次の池に移動した。
次の池もこれまた去年は50ラッシュにわいた池。
池に水位が結構減っていて、歩いて全周できるようになっていた。
コレは好都合。
しかも太陽がさしていたせいか、水温も他の池に比べてかなり高い。
これはかなり期待できる。
とりあえずワームでスローに探り始めた。
しかしたまにアタリがあるがのらない。
スローにやっていくうちにだんだん効率悪く感じ、
クランクにチェンジした。
この水温ならクランクに食ってきてもいいし、なにより手返しが速いので
結果が出るのが早い。
導水管周りを丁寧に探っていくと、導水管を通り越したあたりで水面が
モワッとした。
どうやらチェイスしてきているようだ。
フォローでノーシンカーのカットテールを落とし込んでいく。
アタリはフォール直後だった。
25cmちょっとの小ぶりだったがこの時期貴重な1匹だ。ありがたい。
再びクランクを通してみると今度はヒット!
これも30cm弱。
少し移動してまだ別の導水管にクランクを通す。
使っていたのは白いクランクなのだが、足元まで寄せてきたはずの白い
クランクがなぜか横移動しだした。
あわせてみるとバスだった。
しかも今度の奴は半端なくでかい。
バスは針掛かりしたのに気付くと凄まじい勢いで走り出し、
そのまま導水管を回り込みラインが導水管と擦れた状態になってしまった。
なんとかロッドを前に出しラインと管とが擦らないようにした。
しかし次の瞬間足元がすべりしりもちをついてしまった。
これをチャンスと見たバスは最大のパワーで自分の腕ごとロッドを
引っ張り反撃の猶予を与えなかった。
そした完全に無防備となった釣り人をあざ笑うように
バスは水面を割りジャンプ一閃。
ルアーは外れ美しく巨大な魚体(推定50以上)は池へと消えていった。
去年のロクマル(?)以来の完全なる敗北だった・・・。
<次回予告>
まさかの50うpをばらした虎、しかし釣りはまだ終わっていなかった!!
日没、遂に姿を現した魚とは一体!?
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Iwadeの虎 [2009/2/15(日) 23:51]
Iwadeの虎 [2009/2/16(月) 01:01]
いかんなー、イカンイカン…こんな