春の嵐 後編
35cm
すっぽり丸呑み
クランクで36cm
まさか2月に50が釣れるとは
|
前の続きです、虎です。
推定50をバラしてからというものかなり
テンションが下がっていたが、それ以降
プラグで連発状態に入る。
まずクランクで36cmをキャッチ。
池の底に結構な量の枝や木が沈んでいるのだが、
それにノックするかしないかぐらいのギリギリ
の層を泳ぐシャロークランクを早引きし、
枝に当たってバランスを崩したところを
バスが掻っ攫っていくイメージ。
これで小さいのを含め3匹ほど追加した。
もしかしたらまだチャンスがあるかも
しれない。
そう思い始め、伝家の宝刀T.Dバイブレー
ション(去年50cm捕獲)に願いを込めキャスト
する。
いきなり35cm追加。
だんだんと調子が上がってきた。
そして遂にロッドに重い衝撃が伝わる!
さっきの50と比べて少々軽い感じはするが
余裕で40は超えている。
さっきバラしたぶん絶対にコイツは獲って
おきたい。
水面に姿を現した魚体、
しかし口に掛かっているT.Dバイブは
テールフックの1本掛かり。
これはヤバイ、そう思ったときすでに遅かった。
再びジャンプ一発でフックは外れ、バイブは数瞬空中を舞った後むなしく
水中に落ちた。
天下のダイワでもかなわないとは一体どうすればいいんだ!
奇跡を信じただけにこの結果は酷だ。
どうやら今日の魚の活性は非常に活発なのだが、冬の間じっとしていた
せいでまだまだルアーのスピードについていけておらず、せっかく
かかってもフック一本になってしまう。
現にミスバイトやフックアップに至らないアタリというのが
非常に多かった。
再びシャロークランクにチェンジし、諦めずバスにアプローチする。
先ほどのバスの食いが浅いことに関してだが、こういう場合ルアーの
リトリーブスピードを落としたり、合間でルアーを止めて魚に十分に
食わせる隙を与えたりするものだが、今のアプローチの方法が高速で
リトリーブする不安定なクランクが、障害物にあたりバランスを崩す
ことろに意義があるので、スピードを落とさずアタリがあったら
しばらく待ち、十分に食い込んでから合わせる方法をとった。
しばらくして再びロッドがバイトを感知する。
少し待ち竿に十分に重さが乗ってからフッキングを入れた。
上がってきたバスは36cmとまあまあのサイズだったが、
クランクはバスの口の中にすっぽり収まっていた。
自分の戦略は見事的中していた。
しかしその後アタリが遠のく。
同じ場所で当たり続けていたが、どうやら少しスレたようだ。
だが一級スポットには変わりないので、再びバスが入ってくる
可能性は十分にある。
少し場所を休ませることにした。
少し離れた場所で20cmほどのバスを手にする。
しかし今日は本当にバスの活性が高い。
しばらくして日もかげり辺りは薄暗くなっていた。
時間的にもうそろそろ夕マズメだ。
連発した導水管周辺のスポットに入りなおす。
自分は迷わず50がヒットした導水管脇にクランクをキャストした。
リールを4回ほど巻いた頃だろうか、底の枝かなにかにかすった感覚が
ロッドに伝わったと思った次の瞬間、木に引っ掛かったようにゴン!と
鈍い感覚と共にロッドは曲がった。
本当にアタリか木に引っ掛かったのか解らなくなり竿を止め聞いてみる。
竿先は明確な魚信を示し、自分はためらいなくアワせた。
日暮れ時の野池で釣り人と魚の真剣勝負が再び始まった。
パワーとトルク溢れる引き、さっきの50並はある。
ロッドが絞られ満月だ。
自分はグリップエンドを押さえて竿を立て、必死に魚を上げようとする。
そして魚は遂に水面に姿を現した。
クランクのフックはフロントもテールも両方ガッチリ掛かっている。
魚は首を振りジャンプをし必死の抵抗をするが残念ながらこれは外れない
だろう。
やっとの思いで寄せ、バスの顎を自分の右手がつかむ。
奇跡は起きた、50cmジャスト。
これ以上いいようがない感動に釣りの奥深さを痛感した。
この記事のトラックバックURL
http://www.k-gow.net/blog/tb.cgi/767
Iwadeの虎 [2009/2/16(月) 01:59]
Iwadeの虎 [2009/2/16(月) 18:23]
Iwadeの虎 [2009/2/16(月) 23:32]
Iwadeの虎 [2009/2/17(火) 23:54]
ところで、「まとめブログ(腐女子風)」を作ろうと思うんだが
どうだろうか?流石に奴の気分を害すだろうか